日、一文章

西暦2011年
思えばあの日、皆が空想した夢の未来に私はいま居る

あの日、未来を想像して人が描く車は全て空を飛んでいた
未来の都市はいつも透明なドームの中にあった、それらはいまどこにも無い

わたしらの社会は進歩することを怠ったようだ

既得権益にしがみつき、ひたすらに目の前の利益のみを追った
結果はいま目の前にある

せめてもなあ、街をすっぽり被うドームの技術くらいあったらなあ
放射能とか一発で封じ込められるのになあ