日、一文章

叔母の絹子は小学校の先生だったからガッコ
と呼んでいた小学校に上がる前のわたしは
ガッコに栗原の家で足し算を教えられる

頭の良いわたしはたちどころに足し算を完全にマスターして小学生となった
そうして生まれて初めてテストというものを受けると

1 と 1 は。。。。。とあった。。。。
この衝撃は未だにこうして思い出すほどに大きかった

人生最初の算数のテストで1 と 1 は　と問われて齢七歳にして勉学の道に躓いた
ひとりのバカ教師が人類待望の叡智の芽を摘んだ